「みきわめ」終わり

とうとう最後の「みきわめ」が終わった。これですべての学科教習と技能教習が終わった。もう指導員の人にいろいろ教えてもらえないんだと思うと寂しい。

偶然かどうか知らないけど、今日の「みきわめ」の指導員の人は、仮免の前の「みきわめ」の時と同じ人だった。ぼくの運転の良くなったところや、まだ良くないところを一つ一つ教えられた。まさか仮免の時のことを覚えていて言っているとは思わないけど、でもそんな気がした。この指導員の人はぼくの運転を今までずっと見てきたんじゃないかという感じすらした。

最後の10分くらいになって、アクセルの踏み方を教えられた。ぼくは半クラッチを維持するときにアクセルが強すぎたり弱すぎたりする問題がある。自分では一生懸命足を調節しているつもりなのにできない。今日教えられたのは、右足のかかとを置く位置が前過ぎて土踏まずの辺りでペダルを押している、ということだった。言われてみたら確かにそう。もっと足の指の辺りで押すようにすればうまく行く、と教えられた。何回か試してみたら、確かに同じ感覚で踏んでもかかとを置く位置によってエンジンの回転数の上がり方がぜんぜん違う。考えてみたら当たり前のようなこと。目から鱗だよ。今まで一度も直してもらえなかった、ぼくの問題点だった。

最後の最後に、すごく狭くて不等辺四角形みたいに空いてる場所に縦列駐車するように言われた。実際は指導員の人がハンドルをほとんど操作してくれて、自分は距離を見ながら前に後ろにひたすら半クラッチとブレーキ操作だったのだけど、最後に「ほら、できたじゃない」と言われて、なんだかすごく嬉しくなった。